あらすじ
世界平和を願い勇者として魔王を倒したラウルは、仲間から裏切られ処刑されてしまう。
しかし死後に女神との交渉を経て現世へよみがえり、その際に危険すぎて封印されていた闇の力を取り戻す。
「悪人を粛清し、この世界を浄化する」――強い復讐心を胸に、ラウルの血塗られた歩みが始まる。
評価
絵の美しさ | |
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演出力 | |
キャラ魅力 | |
世界観 | |
ストーリー |
※評価は筆者の主観に基づくものです。
総合:
3.8 / 5
書評
本作はタイトル通り、徹底して復讐を描く無双系ダークファンタジー。
主人公ラウルは圧倒的な力を手に入れ、裏切った仲間や悪人たちを徹底的に裁いていく。
悪役は救いようのない存在として描かれ、彼らを容赦なく蹂躙する展開は強烈なカタルシスを生む。
既刊16巻という長期連載にもかかわらず、寄り道せず一貫して「復讐」というテーマを突き詰めているのが大きな特徴。
おすすめポイント
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圧倒的な無双感:最強の力で敵をねじ伏せる爽快感
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徹底した復讐劇:寄り道せず復讐に邁進するストーリー構成
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悪役の極悪ぶり:悪人ぞろいで、主人公の残酷さが正当化される描写
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長期連載の安定感:16巻にわたりブレないテーマ性
好き嫌いの分かれるポイント
グロ表現あり
主人公が冷酷無比でためらいなく人を裁くため、ダークさや残酷描写が苦手な読者には合わない。
善悪のバランスを揺さぶるような道徳的な葛藤は描かれないため、そうした要素を重視する人には物足りなく感じるかもしれない。