『呪族転生』レビュー|魔術オタク少年が木彫り人形作りに没頭、気づけば最強に!?

あらすじ

日本で魔術に憧れ続けていた少年は、不慮の事故をきっかけに異世界へ転生。 マーレン族の少年アベルとして生まれ変わった彼は、儀式に使われる「オーテム」と呼ばれる木彫りの魔術人形と出会う。 オーテムを作ることで魔術の才能を磨けると知ったアベルは、狂気的なまでにオーテムづくりに没頭し、「オーテム狂」や「オーテム屋敷の変人」と呼ばれる存在に。 オーテムを作りすぎた彼は気がつくと驚異的な魔術の能力を身に着けていたのだったーーー。

評価

絵の美しさ
演出力
キャラ魅力
世界観
ストーリー

※評価は筆者の主観に基づくものです。

総合: 3.6 / 5

おすすめポイント

  1. 無自覚に強くなってしまうコメディ性
     オーテムづくりに夢中になるあまり、本人が気づかないうちに周囲を圧倒する力を身につけてしまう展開がユーモラス。

  2. 好きなことに没頭する努力の物語
     オーテムづくりに人生を捧げる姿は、努力そのもの。チート能力ではなく、地道な積み重ねで強くなっていく姿に胸が熱くなる。

  3. 「魔法を使いたい」夢の実現
     現代の魔術オタク少年が、異世界で憧れの魔法に触れられる。読者も「もし自分だったら…」とワクワクできる設定。

『呪族転生』は小説投稿サイト「小説家になろう」発の作品です。
コミカライズ版は全6巻で完結していますが、原作とは異なる展開で短めに終わっています。
一方、原作小説も既に完結済みで、最後まで物語を読むことができます。

好き嫌いの分かれるポイント

注意点として、主人公のある登場人物への対応は終始不誠実で好みが分かれる部分です。この点に違和感を覚える読者もいるかもしれません。

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