『フシノカミ』レビュー|豊かな暮らしを再現する情熱が世界を変える

あらすじ

辺境の寒村に暮らす8歳の少年アッシュは、発達した文明で生きた記憶を持っていた。
娯楽の少ない村で本に出会い、その楽しさに惹かれたことをきっかけに、神殿の蔵書を読みふけるようになる。
やがてその解読能力を買われ、古文書に触れることになったアッシュは、そこに描かれた古代文明の存在を知る。
火を使わないランプや馬を使わず走る乗り物——失われた技術を甦らせれば、前世のような豊かな生活を取り戻せる。
そう確信したアッシュは、古文書解読と文明の再生にのめり込んでいく。

評価

絵の美しさ
演出力
キャラ魅力
世界観
ストーリー

※評価は筆者の主観に基づくものです。

総合: 4.2 / 5

おすすめポイント

  • 主人公の情熱が周囲を動かす
    本好きの少年が、豊かな暮らしを再現したいという情熱で周囲を巻き込み、やがて村全体を変えていく。
    変人と呼ばれるほどの執念が、大きな流れとなって文明復興へと繋がっていく。
    その情熱が時に暴走してしまう姿もまた、本作の大きな魅力のひとつ。

  • 書籍から生まれる生活改善と事業
    本に記された技術や知識をヒントに、衣食住の改善や新しい事業を興していく。研究や実験を通して村に豊かさをもたらす過程にワクワクする。

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